梶井厚志著
理論経済学の学者が書いた戦略の本、となると何やら退屈なイメージだが、下世話な例え話で解りやすくゲーム理論を解説した、なかなか面白い本であった。 閉店間際のデパ地下での値引きシールを巡る攻防に始まり、恋愛のかけひき、開運印鑑の意義、家電量販店のチラシに隠された秘密、オークションで失敗しない方法、公共機関の仕事にムダの多い理由等々・・。数々の身近な例、暮らしの下世話なヒントを織り込みながら、コミットメント、シグナリング、ロックイン等ゲーム理論のキーワードを紹介してくれるので、プランナーのタネ本として重宝しそうだ。
例えば、行動を変えるのにかかる費用をスイッチング・コスト、それを利用して相手の行動を自分に有利になるような行動から変えられなくする戦略をロック・イン戦略というが、著者にかかるとこんな感じ。
「離婚をするには相当なエネルギーを必要とするから、それがスイッチング・コストになって人は結婚関係にロック・インされる。スイッチング・コストは子供がいる場合にはさらに大きくなるから、結婚したい人ができたらさっさと妊娠してしまうロック・イン戦略が古今東西利用されてきた所以である。」(第6章/ロック・インより)
男女のことで説明されると、実に頭に入りやすい。
[2003年5月16日] この日の感想・書評へ→
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戦略的思考の技術
梶井厚志著
理論経済学の学者が書いた戦略の本、となると何やら退屈なイメージだが、下世話な例え話で解りやすくゲーム理論を解説した、なかなか面白い本であった。
閉店間際のデパ地下での値引きシールを巡る攻防に始まり、恋愛のかけひき、開運印鑑の意義、家電量販店のチラシに隠された秘密、オークションで失敗しない方法、公共機関の仕事にムダの多い理由等々・・。数々の身近な例、暮らしの下世話なヒントを織り込みながら、コミットメント、シグナリング、ロックイン等ゲーム理論のキーワードを紹介してくれるので、プランナーのタネ本として重宝しそうだ。
例えば、行動を変えるのにかかる費用をスイッチング・コスト、それを利用して相手の行動を自分に有利になるような行動から変えられなくする戦略をロック・イン戦略というが、著者にかかるとこんな感じ。
男女のことで説明されると、実に頭に入りやすい。
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