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出羽ノ雪(山形)

生もと純米
720ml/1000円

先頃飲んだ「信濃錦」同様、日本名門酒会がプロデュースした四合1000円「ウチ飲み純米酒」シリーズの一つ。原料米は「美山錦」と「はえぬき」。吟醸酒とは一味違う香りの華やかさと、若々しい口当たりが特長。スッキリした中にも米の旨みが広がる。ぬる燗にすると味と香りに一層膨らみが出るのは、やはり生もとならでは。
蔵元は米どころ庄内・鶴岡にある渡會本店。元和年間(1616〜1623)の創業というから、約400年の歴史を持つ老舗である。肴はスーパーで買ったにぎり鮨とお造り(カンパチ・鮭)。

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オリの中の虎

愛するタイガースへ最後に吼える
岡田彰布

動ける荒木雅博あたりが一塁に出て、カウントが1-2とか、なんか仕掛けて来るぞという場面やね。投手にわざと、3球くらい続けて一塁にけん制させる。いかにも相手ベンチの出方を探っているってかんじやね。
それで向こうのベンチに座っている落合博満監督が、にやっと笑ったらはずす。
「阪神ベンチは何も分かってないな。分からんから、けん制で探りを入れて来とる。それならちょっくら、仕掛けてやりましょうか」
落合さんが笑うのは、そういう心理のときや。(第一章「日本一おもろい野球解説者」より)

我らが岡田彰布が、いくら現役時代の晩年に世話になったとはいえ、オリックスの監督就任要請を受けた時は正直驚いた。何せこの9年間で石毛・レオン・伊原・仰木・中村・コリンズ・大石と7人の監督の首をすげ替え、使い捨てにした球団である。性急に結果を求められた末、結局ぼろくずの様に捨てられるのではと、早大時代から30年以上もウォッチし続けてきた一ファンとしては大いに気を揉んでいる。ただ本人曰く、阪神でやれることは全てやり尽くしたと思っていたが、ただ一つ「阪神に勝つ」という経験だけが引き出しの奥に眠っていた、ということらしい(…確かに)。そして「勝つことで、阪神タイガースというチームに精一杯の、おれなりのメッセージを送る」という気持ちで臨むとのこと。
こうなったらもう今シーズンは、ぜひ阪神vs.オリックスで日本シリーズを争ってほしい、と切に望む。

勝つことを目的にやっているのに、おもしろい野球って、なかなかこれは、難しいことやで…。こんなこと言えるのも、ユニホームを脱いだからやけどね。
勝ちパターンができると、試合はおもしろくなくなる。安心して見られる、安心して試合できる、そういうチームを作ることが目的やからな。
でも見る側からすれば、そんな野球は、なんかおもろないんと違うんかなあ。
試合見とって、いま一番おもしろくないのは、中日やろ。それは実は、そうなることが監督としては理想なんやけど…。(第三章「道一筋」より)

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