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秀緑(茨城)

山廃本醸造辛口
720ml/945円

生もと酒母と吟醸酵母(9号酵母)を組み合わせたことによって、豊潤な含み香としっかりとしたキレ味を持たせた辛口の本醸造。ブラインドで飲めば純米酒と思ってしまいそうな、どっしりとしたコクを感じる。山廃造りだけあって燗にすると膨らみが出て、一際存在感が増してくる。原料米は地元産の美山錦(65%精米)。
蔵元は板東市の大塚酒造。平成8年に現代名工を受賞した南部杜氏の高桑育氏が醸す。肴は閉店間際の北千住「食遊館」で買った半額にぎり鮨と鮪の造り。

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名著で学ぶ戦争論

石津朋之・編著

ナポレオン戦争とそれがロシア社会に与えた衝撃を描くことによって、複雑なロシア社会の本質を解明することが「戦争と平和」の大きなテーマであるが、トルストイがこの作品を通じて追い求めたもう一つの重要テーマは、新たに歴史を動かすものは何かという問いであった。そして彼が出した答えは、歴史を動かしつくり出すのは、ナポレオンのような一人の天才ではなく、ロシアが進攻されたときに見せた名もなき多くのロシア民衆の力と英知であるという事実であった。(10トルストイ「戦争と平和」より)

古今東西の軍事戦略に関する50の名著を厳選し、各々のエッセンスをコンパクトな解説にまとめた有用なガイドブック。「孫子」やクラウゼヴィッツ「戦争論」、リデル・ハート「戦略論」といった純粋な軍事戦略書に止まらず、ヘロドトス「歴史」、マキャベリ「君主論」、キッシンジャー「回復された世界平和」、さらにはトルストイ「戦争と平和」等、歴史書、政治学書から小説迄幅広く網羅した点がユニークだ。
戦争は政治の“表現形態”の一つであり、政治目的を達成する“手段”に過ぎない、というのがクラウゼヴィッツ「戦争論」の基本スタンス。そして本書によれば、近現代の多くの軍事戦略書は、この「戦争論」を基準に論旨が展開されている。でも詰まるところ、どの書よりも昔に孫子が説いた“戦わずして勝つ戦略の追求”こそが最上なのは疑うべくもない。

毛沢東は、ゲリラ戦争で「政治」が果たす決定的なまでに重要な役割に注目した点で、他のゲリラ戦争の指導者とは一線を画す。彼にとってゲリラ戦争とは、新しい国家の樹立という明確な政治目的を達成するための手段を意味するものであり、そうした戦いを成功に導く鍵は、何と言っても今後、新国家の国民となる民衆をどれだけ多く味方につけるかという点にあった。(21毛沢東「遊撃戦論」より)

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