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賀茂金秀(広島)

130雄町純米生
1800ml/2835円

東広島の金光酒造が創業130周年を記念して、県産の雄町を100%使って醸した限定の純米酒。「賀茂金秀」は2003年から立ち上げた新ブランドで、限られた酒販店との直取引で販売されている。ほんのりと南洋果実系の香りが立ち上り、口に含むと上品な中にもしっかりとしたコシの強さが感じられる。
肴は水茄子のゼリー寄せ玉子豆腐重ね、ポテトサラダ、銀鱈西京焼。久々に旧友と共に訪れた三宮「味工房・さくら亭」にて。

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タテジマ

新・阪神OB会会長が、その想いを綴る
田淵幸一

どうして中日戦が江夏で、巨人戦が上田二朗だったのか。
普通に考えれば逆じゃなかったのか。…(中略)
0,5ゲーム差で届かなかった優勝。私は西宮市の自宅マンションにこもり、1週間は外に出られなかった。
もしあの年に優勝していれば、私の野球人生は違ったものになっていたはずだ。おそらく5年後に出されることはなかったと思う。(第二章「私とタテジマ」より)

第3代ミスタータイガース田淵幸一が、昨年11月に第6代の阪神OB会長に就任した。功労者への仕打ちとは思えなかった“深夜のトレード会見劇”から今年で30年。星野阪神での打撃コーチ就任(2002-3)という布石を経て、ようやく真の意味でタイガースに戻ってくれた感がある。1969年の田淵入団以来阪神一筋のファンとしては、全く以てうれしい限り。本書にも江夏との出会い、生死を彷徨った頭部死球事件や、最終戦で優勝を逃した巨人戦後の放心、青天の霹靂であった西武へのトレード等、タテジマ時代の悲喜こもごもの思い出が、田淵らしいカラッと明るいトーンで語られている。
こうなれば飲酒運転で検挙され、「うちの四番は欠陥品」と時のオーナーに酷評されて以来球団と疎遠になり、今や日テレとの契約も打ち切られ莫大な負債を抱えている第4代ミスタータイガース、掛布雅之の球団復帰を待つばかりだ。

球威だけではない。コントロールも凄かった。ストライクゾーンぎりぎりのコースを何センチ、いや何ミリというレベルで出し入れする。まさに異次元の世界。長嶋さんや王さんが三振するわけだ。
感心しながら受けていると、江夏がつかつかと近づいてきた。そして座ったままの私に腰を曲げて耳打ちする。
「ぶっつぁん、右バッターのインコース、ミットが(ベースの)外に反り返っとるよ。ちゃんと受けてくれんとボールにされてしまう」
キャッチングへのダメ出しだ。(第三章「タテジマの仲間たち」より)

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