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初垂れ雫(香川)

純米上澄み
150ml/399円

「初垂れ雫」(うぶたれしずく)はその名の通り、もろみを搾る時、初期に垂れてきた雫の上澄みを掬い上げた、米の風味たっぷりの純米上澄み淡にごりである。コクと旨味と程よい酸味のある、まったりとした飲み口の中辛口。香川県観音寺にある川鶴酒造(1891年創業)が醸した「地酒マイスター瀬金醸造認証酒」で、契約栽培棚田米山田錦を100%使用(65%精米)。
肴は枝豆と鰹のたたき。酒も肴も北千住「ザ・プライス」で購入。

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近頃読んだ本近頃読んだ本

幻の特装本

ジョン・ダニング著/宮脇孝雄訳

「あなたは時代遅れよ、ジェーンウェイ。優秀な警官だったかもしれないけど、五十年前の、規則も何もなかった時代に生きてればよかったんだわ」
「たしかに五十年前ならずっと暮らしやすかっただろうと思うがね」
「電話も、テレビも、コンピュータも嫌いなんでしょう?電話中の相手にキャッチホーンが入ってきたら、かっとするんじゃないかしら」(「11」より)

ベストセラー「死の蔵書」の続編。といっても主人公が同じというだけで、ストーリーに全く関連性はない。前作で刑事から古書店主に転身を果たしたクリフ・ジェーンウェイが、世に存在しない1969年限定版のエドガー・アラン・ポー作「大鴉」を盗んで逃走中の女を連れ戻してほしい、との依頼を受けた所から物語が始まる。
プロットの意外性も少なく、事件の鍵を握る人物達の描写が徹底していないため、ミステリーとしての出来映えと重厚感は残念ながら前作に及ばない。ただ、天才的な職人の手になる稀覯本を主題に、製本や装丁、活字と印刷の知識など、愛書家の心をくすぐるスノッブな空気が随所に充ち満ちており、「読む」行為自体の快楽は存分に味わわせてくれる。

本探しにはギャンブルと同じ興奮がある。幸運の女神を相手にした戯れ方も賭け事とよく似ている。熱くなっているときには素晴らしい本が次から次へと見つかって、留まるところを知らない。ついていないときには、義理の母親とピナクル(カードゲームの一種)でもやっているのと同じような状態になる。私は熱くなっていた。運が向いているときには、状況も偶然もみんな味方につけることができる。(「13」より)

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