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最近飲んだ酒最近飲んだ酒

尾瀬の雪どけ(群馬)

夏吟・純米吟醸本生
1800ml/2940円

引き続き「粋酔」にて。新橋「魚金」の看板酒でもある龍神酒造「尾瀬の雪どけ」の夏期限定酒を、この店で呑めるとは思わなかった。東京で知り合った飲み友達と神戸でバッタリ会った様な気分だ。
「Ice Breaker」のオン・ザ・ロックスの後に飲んだせいか、夏向きのスッキリとしたキレのある飲み口の中にも、冴えた旨味がフワーッと口の中に広がって心地よい。原料米は山田錦(50%)。飲んだ印象よりは意外と度数が高い(17度)。アテなしでの締めの一杯。

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近頃読んだ本近頃読んだ本

信長街道

安部龍太郎

この年から信長の戦ぶりが明らかに変わっている。 まるで人が変わったような暴虐ぶりを示すようになったのは、いったいなぜだろう。
天下統一を急ぐ必要に迫られたのか、あるいは一向一揆の相次ぐ蜂起に苛立ったのか。
いずれにせよ、信長の内面で大きな変化が起こったことだけは確かである。
その変化の本質を突き止めることこそ、信長研究の最大の課題ではないだろうか。(第六紀行「比叡山焼き討ち」より)

立て続けの信長物。生誕の地・那古野城から終焉の地・本能寺までを実地に踏査した取材紀行である。
「本能寺の変」に関して、小説「信長燃ゆ」で「明智光秀と近衛前久の共同謀殺」説を唱えた著者は、本書でも発掘された新史料等を基に、信長の事績についての新たな歴史解釈を世に問う。それは、銃砲・船舶設計等の新技術や火薬の原料(硝石)を独占するため、イスパニアの大物宣教師ヴァリニャーノに布教活動を容認していた信長だったが、それに止まらずイスパニア本国が企図した明国侵略に対する協力まで約束していた、という説である。またそれに絡めて、有名な天正九年の馬揃えも、自らの勢威をヴァリニャーノに誇示するのが狙いだったとの解釈も呈示している。
真偽はともあれ、筋の通った新説が登場するたびに、歴史を彷徨う愉しみがさらに深みを増すから面白い。

信長はイエズス会と盟約を結び、ガレオン船の建造技術の指導や火薬の供与などを受けることによって、上位の者たちの包囲網を打ち破った。
その時、いつまでに天下統一をなし遂げると宣教師たちに約束したのではないかと先に記したが、この馬揃えはその約束を果たしたことをヴァリニャーノに示すためのセレモニーだったのかもしれない。(第九紀行「ヴァリニャーノの要求」より)

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