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水芭蕉(群馬)

活性にごり純米生酒
720ml/1365円

ビンの中で二次発酵させた、スパークリングタイプの活性にごり酒。夏向きのサッパリとした口当たりである。活性とは酵母菌や酵素がまだ活きている状態のこと。酒器に注ぐと薄濁りの中にシュワシュワと炭酸が立ち上り、口に含むとシャンパンのような弾ける爽快感と、すっきりした酸味、バランスの取れた微かな甘味が広がる。米は地元産の五百万石を60%磨いて使用。蔵元は尾瀬の麓にある永井酒造(明治19年創業)。
肴はにぎり鮨、お造り切り落としミックス、肉玉吸い。

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考える力が身につく社会学入門

浅野智彦・編著

現在進んでいるのは、この諸集団の安定性が徐々に崩れていく過程です。テンニースが述べたような変化を「古典的な個人化」と呼ぶならば、現在起こっている変化は「第二の個人化」とでも呼ぶことができるものです。第一段階の個人化が、人々を伝統的な共同体から引き離し、都市部において形成された新しい小共同体に支えられた個人に変化させていく過程であったとすると、第二段階ではそのような小共同体自体が流動化し、個人はそれに支えを求められなくなっていくのです。(第1章「社会学でわかる『私』という存在」より)

「社会学入門」と題する本はいろいろあるが、「社会」を「学」ぶ「入門」書という意味では極めて取っつきやすい一冊。考察対象となる社会を「私(という存在)」「人間関係」「家族」「会社と仕事」「文化・流行」の五つの断面に分け、「自分探し」「就活/婚活」「少子化」「雇用」「自殺」「マイブーム」「スピリチュアル」といった、世相を映す様々な現象の背後に何があるのかを共に考える構成になっている。
さて本書において、今の社会を読み解くキーワードと位置づけられているのが、「第二の個人化」という概念である。地縁/血縁を軸とした社会から、戦後の「企業体」を軸とした社会へ変化した過程が「第一の個人化」とすれば、「第二の個人化」とは、日本型経営システムの疲弊や地縁血縁社会の崩壊により、個々人が武装して自らを守らねばならない、いわゆる「自己責任社会」への変化を指す。そして、そんな社会の中で人は「空気を読み」「キャラを演じ」ながら、「就活」「婚活」に汗を流す。そして「マイブーム」「スピリチュアル」に「癒し」を求めつつ、「オレ様」や「モンスター○○」が跋扈する陰で、自ら命を絶つ者が1日80人もいる…。
若い世代が将来に夢が持てない社会に、未来はあるのかなあ?

「あなたが好きなことをやりなさい」といわれて育つ現代人は、おのずと、「どう生きるか?」を自ら探していくほかありません。これは、個を尊重するとてもすばらしい世界です。しかし、選択の自由が保障されている反面で、選択の結果がうまくいかない場合、その最終的な責任も自分が背負うしかないのが、今の日本社会だともいえます。(第5章「社会学でわかる『文化・流行』」より)

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