
阪神タイガース変革論
大下英治
−万が一、ぜひということがあったら、まだユニフォーム着てもいいという気はありますか。
星野 どこかにありますね。
−いまの体調でもったいないもの。
星野 どこかにありますね。もう一回、勝負したろか、っていうのはありますね(笑)。(第一章「星野仙一SD独占インタビュー」より)
ペナントレースも残り1/3を切ったが、我が阪神タイガースは概ね好調である。宿敵巨人に13ゲーム差を覆された2008年の借りを、是が非でも返してほしいところだ。ここ三回の優勝(1985/2003/2005年)は全て前年度4位から巻き返したもの、今年もひょっとしたら…、いやいや、要らぬ皮算用はするまい。
21世紀に入り、タイガースはほぼ毎年優勝争いに絡むようになった。地べたを這い砂を噛んでいた暗黒の90年代とはエライ違いだ。こうした変革の原動力が星野元監督であったことは衆目の一致するところだが、本書の巻頭インタビューによると、どうやら辞任の際に「早まった…」という想いがあったとのこと。今は体調も良さそうだし、北京五輪で叩かれた悔しさを晴らす意味でも、今後の再登板への色気は十分にありそうだ。
「バースは、かならず残してほしい」
外国人助っ人であるランディ・バースは、来季監督をつとめるはずだった安藤監督の構想には入っていなかったらしい。吉田監督が、三好から聞いたところによると、「走れない」「守れない」というのがその理由らしかった。
しかし、吉田監督から見れば、その打撃は目を見張るものがあった。(第三章「一九八五年、阪神日本一への道」より)



越後路(新潟)
本醸造
180ml/298円
東京から新神戸へと向かう夕餉どきの新幹線車中にて、色鮮やかな海鮮丼を駅弁代わりに堪能しつつ、駅の売店で購入した「越後路」本醸造を飲む。缶には「まろやかな辛口」と書かれてあり、飲んでみると確かにその通りだが、本醸造にしては意外に濃醇で、「ワンカップ○○」辺りとは一味違う存在感がある。原料米は五百万石で(65%精米)。蔵元は長岡市の美の川酒造。文政10年(1827)の創業で、最大1トンまでの小さなタンクを使う事で、細部まで神経の行き届いた丁寧な酒造りを行っている。
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