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最近飲んだ酒最近飲んだ酒

瑞兆(兵庫)

吟醸
180ml/294円

とある盆休みの夜。親父と妻と三人で三宮・生田新道の「すし政」へ。近頃は回転寿司ばかり、ちゃんとした寿司屋のカウンターでお造りやにぎり鮨を食べるのは久々である。
生ビールで喉を潤した後、冷酒を注文した際に出されたのが一合瓶の「瑞兆」吟醸。「沢の鶴」の上級銘柄で、過去に何度か飲んだことのあるおなじみの酒である。取り立てて特徴のない、強いて言うなら料理の邪魔をしない食中酒型の吟醸であり、この日は肴の旨さを十分に引き立ててくれた。

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近頃読んだ本近頃読んだ本

野球を学問する

桑田真澄・平田竹男

いくらプロ野球での実績や経験があった上で発言しても、野球界の改革はできません。実績があるだけでは、信頼してもらえないんですよ。どうせ野球しかできない、野球のこと以外は何も知らないんだろうと思われてしまう。
やはりビジネス面の勉強をしたり、組織はどうなっているのか、経済はどうなのか、社会はどうなのか…と学んでいかないと、発言にも説得力がないだろうと思います。(第一章「学問を志す」より)

早大大学院の1年制修士コースを総代で卒業し、「最優秀論文賞」を受賞した元巨人のエース桑田と、指導教官の平田教授による対談。書名からイメージされるような野球の学術的論考・分析ではなく、主にイジメや体罰、長時間練習といった日本球界の悪しき伝統、飛田穂州(とびた・すいしゅう)以来の“根性野球” の功罪、身体を壊さない学生野球の在り方等、野球界の未来に向けた建設的な提言が、解りやすい言葉で語られている。
大舞台に強い精神力の持ち主で、おまけに強豪PL学園出身であれば、高校時代はさぞ長時間の猛練習を連日課されたのだろうと思われがちだが、実は一年生の時、短時間で集中して練習したいという趣旨で「練習を3時間にしましょう」と監督を説得、そこからPL学園の黄金時代が始まったという。そして巨人入団後も、無駄なウォーミングアップやランニングを止めるよう何年もかけてコーチと交渉し、少しずつ練習の効率化を実現させたとのこと。桑田=努力の人=精神主義者というイメージを少なからず抱いていたが、現役時代の投球通り、全ては頭を使っての努力だったようだ。

真夏の甲子園は40度を超えるんです。準々決勝、準決勝、決勝と、あそこで3日間連続で投げることの大変さは、おそらくやった人にしかわからないでしょうね。ぼくは運良く、肩、肘を壊さずにすみました。でも、あそこで壊してしまった球児がどれだけいるか。本当だったらプロ野球選手になれたはずなのに、という選手がたくさん壊されています。たとえば10代だったら何球以上は投げないほうがいいなどと、いまではすでに科学的データとして調査結果が出ているんです。高校も大学も、大会日程の問題は考え直すべきです。(第七章「野球界の未来のために」より)

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