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最近飲んだ酒最近飲んだ酒

緑川(新潟)

純米吟醸「雪洞貯蔵 緑」
1800ml/3360円

生田新道で腹一杯寿司を食べた後で妻を先に帰し、親父の行きつけの店に場所を変え二人ではしご酒。一軒目の「雪国」で「黒松剣菱」のコップ酒を飲んだ後、加納町の「四季旬菜あつ」へ。偶然にも「味工房さくら亭」と同じビルであり、階の上下に親子がそれぞれ行きつけの店を持っていたというのも面白い。
カウンターに座り、バーナーで軽く炙った地鶏を肴にちびちび飲んだのが、緑川の「雪洞貯蔵緑」。搾ったばかりの純米吟醸酒を一升瓶に詰め、1本1本火入れした後に雪洞の中で約半年間貯蔵・熟成させた雪洞貯蔵酒である。キリッとした淡麗辛口で、程良い旨味もあって後味のキレも良い。

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脇役力 〈ワキヂカラ〉

生き残るための環境づくり
田口壮

日本時代には考えもしなかったことなのですが、自分が控えという脇役に徹しているからこそ、レギュラーという主役に求める部分が生まれ、それと同時に自分を輝かせてくれるであろう「脇役力」を磨こうと思えたのです。
そして、ぼくはベンチでの定位置を決めます。メジャーリーグを代表する名将のうしろの席に陣取り、監督と頭の中をいっしょにしようと考えたのでした。
名将の名は、トニー・ラルーサ。(第1章「『まぁ、しゃあない』の生き方」より)

スマートなルックスと走攻守三拍子揃ったプレースタイルを武器に、オリックス時代の田口壮は、イチローと共に球団を代表する主役の一人であった。それが FAで米メジャーのセントルイスへ移籍した後、単に「右打者だから」という理由だけで3A落ちする苦闘の時期を経験。そこからチームに欠かせない“名脇役”へと這い上がり、リーグトップの得点圏打率(2005)と代打率(2007)に輝くなど八年間もメジャーリーグで生き抜いた。そのひたむきな脇役ぶりを愛したセントルイスのファンは、彼を「二〇〇〇年代最強のサブプレーヤー」に選んだばかりか、2009年に敵方カブスの一員として出場した際には、試合が中断する程の熱狂的なスタンディングオベーションで迎えている。熱いものがこみ上げた田口は、涙でしばらく打席に立てなかったという。
監督の思考とシンクロさせる、自力でどうにもならない場面は「まぁ、しゃあない」と気持を切り換える、笑顔で運を引き寄せる、自分自身を研究する、変化を楽しむetc.…、スーパーサブに徹して生き抜いた経験から紡ぎ出された言葉は、世の大半を占める脇役達への力強いメッセージだ。

対戦相手の研究はもちろん必要ですが、それと同等に価値があるのが、自分自身を研究するということ。なぜなら相手投手は、ほかならぬぼくを研究して攻めてくるのですから。基本的に捕手のリードが中心となる日本と、投手主導のアメリカという違いはありますが、相手バッテリーの配球は、打席に立っているぼくを研究しているからこそのそれなのです。(第5章「自分研究のすすめ」より)

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