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梅乃宿(奈良)

山廃純米吟醸
1800ml/2730円

三宮の焼鳥屋「アヒル」にて、3種試飲セットの後は山廃純吟の「梅乃宿」をぬる燗で頂く。深く濃厚な味わいとバランスの取れた旨味はこの蔵の山廃ならでは。ほっこりと体も心も温まる。
明治26年創業の蔵元は、平成元年から山廃仕込を復活させ、今年で22年。平均年齢が20代後半という若い蔵人たちが、生もと仕込をはじめ昔ながらの伝統の酒造りを受け継いでいる。

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流れの正体

もっと野球が好きになる
手束仁

10 回戦って9回勝てない相手であっても、トーナメントの一度だけに勝てるときがある。その一度が出るときというのが、実は野球の神様と言われている何かが、力では劣るほうに加担してくれた結果なのである。その野球の神様に加担してもらえるように仕向けることこそが、流れを呼ぶことであり、指揮官の役目でもある。それが「流れの正体」なのではないだろうか。(第4章「横浜隼人、“打倒横浜”を果たしての甲子園初出場」より)

「今のヒットで流れが変わりましたね」等々、野球中継では解説者やアナウンサーが何度も「流れ」を口にする。草野球のオッサンたちも、二本程自軍にヒットが続くと「流れはこっちのもんや!」と盛り上がる。野球に限らずバレーボールやテニス、卓球などを見ていても、実力が拮抗した者同士程、ちょっとした隙をきっかけに、連続して片方に得点が入る「流れ」になる瞬間がある。
本書によれば、「流れ」はどうやらメンタルな要素が引き起こしているらしい。往々にして「流れ」が変わるきっかけは、野球の場合は四死球や失策、怠慢プレーが絡むことが多く、これらが焦りを引き起こし、逆に挽回しようと力んでしまったりと、負の連鎖を引き起こす。だからこそ本当に強いチームは、凡ゴロを打っても全力疾走して相手のエラーを呼び、僅かな綻びを突いて「流れ」を変える。「流れ」に任せるだけではダメ、「流れ」を呼び込む努力をする者だけに、勝利の女神は寄り添ってくれる。

「野球は“間”があるスポーツですから、それだけ気持ちが入りやすいんです」
気持ちが入りやすいということは、気合が入るという要素もあるが、もう一方では邪念が入ることにもなる。これもまた、野球の面白い要素である。
野球において、メンタルトレーニングの効果が語られるのも、考える“間”が多いからとも言えよう。そして、いい方向にも悪い方向にも転がり得る“間”をいかに上手に使うことができるのか、これもまた「流れ」を呼び込むための大事な要素と言えるはずである。(第9章「『流れの正体』とは何だったのか」より)

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