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最近飲んだ酒最近飲んだ酒

瀧澤(長野)

純米吟醸
1800ml/2993円

吟醸酒らしい華やかな香りとしっかりとした味わいが特徴。蔵元は上田市で酒造歴150年以上の信州銘醸。新酒鑑評会で金賞の常連である。原料米は長野県で契約栽培された美山錦、酵母は901号、そして仕込水には日本有数の軟水と言われる信州中仙道、和田峠の黒耀水を使用。ちなみに和田峠はかつて中山道最大の難所と呼ばれた峠である。肴はお通しの治部煮、地鶏のたたき、せせりの炭焼、焼き大根、鶏のモツ煮。新橋5丁目「海で魚を食べる鳥」にて。

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近頃読んだ本近頃読んだ本

呂布 猛将伝

塚本青史

「何をいたしておる? 早う、不心得者を押さえよ!」
董卓は命令するが、呂布は剣を構え、かつて殴られた怨みも込めて一言浴びせる。
「勅命が降りました」
言いながら、力任せに剣を突き出すと、董卓の厚い皮下脂肪を突き破って、切っ先が心臓を貫いた。
「この、野良犬めに、してやられたか!」
最期の言葉を引きずって、董卓は長安の仮宮殿で斃れた。(第四章「董卓殺害」より)

三国志における呂布は敵役である。だが、関羽・張飛・劉備の三人が束になっても敵わない程強く、女性には純情かつ潔癖で、浅慮で節操はないが妙に人間味のある呂布を愛する三国志ファンは多い。という訳でどのような人間・呂布が描かれているのか楽しみだったが、かなり期待はずれの内容であった。
何より、呂布の人物像に魅力がないのが致命的。後記に「現代の父親のごとく、日曜日には粗大塵扱いされる呂布も、一度描いてみたい図であった」とあるが、そんな呂布を読みたいと思う人が何人いるのだろう? また、どうでもよい登場人物が多すぎて、それぞれの人間性や相関関係が分かりづらい。その結果最大の見せ場になったはずの、劉備達との邂逅や曹操との最後の戦いの場面が全くかすんでしまった。クライマックスの絶命の場面前後に至っては、もはや出来の悪い劇画の世界で、作者の意図が全く分からない。
せっかくの美味しい食材を、料理人によって台無しにされた気分である。

呂布の軍団は常山に三日で着き、黒山の賊を捜して交戦した。呂布は騎馬の部隊を見つけると長柄の戟を振り回して突進し、相手を一度に三、四人と渡り合っても何ら苦戦せず打ち落とした。
彼が武器を振るうと、相手の腕や脚、頭など肉体の一部が、塊や顆粒状になって飛び散った。その烈しい中にも華麗な武器捌きには、味方である顔良、文醜は無論のこと、敵も目を瞠った。(第六章「袁術から袁紹」より)

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