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最近飲んだ酒最近飲んだ酒

十四代(山形)

純米吟醸生・出羽燦々
1800ml/3675円

懐かしい人との再会の席で、久々に飲む十四代。この酒の登場以後、日本酒全体のレベルが格段に上がったように個人的には思っているが、一時の爆発的なブームが去った今も変わらず旨いのが有り難い。上品な華やかさと、口と喉の奥でしっかりと感じられる旨味とコク。昔飲んだ時よりもやや香りが抑えられているような気がしたが、それも又良し。
大阪難波の「うまいもの工房・羅漢」にて。肴はお造りの盛り合わせ、竹麦魚(ほうぼう)の煮付け。

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ひとを見抜く

伝説のスカウト河西俊雄の生涯
澤宮優

河西はどんなに時間がかかっても四回も見れば、これはものになる、ならないを見極めた。あとは他のスカウトたちが必死で見ている姿を尻目に雑談ばかりしていた。彼はお目当ての選手が本塁打を打とうが、三振しようが、完封勝利を挙げようが、ノックアウトされようが、結果を見ていなかった。投手であれば9回すべてを見るとか、野手であれば5打席見ることはしなかった。河西は選手の素質を見ていた。肩がいいか、足が速いか、それだけだった。(第3章「タイガースのスカウトに」より)

プロ野球界は只今「佑ちゃん」フィーバーで持ちきりだが、このアマ球界屈指のスター選手でさえ、プロで通用するかどうかの評価はきれいに二分されている。ましてや中央球界で実績を持たない無名選手を穫った場合、活躍できるかどうかはギャンブルのようなもの。全ては、埋もれた原石を見抜くスカウト達の眼力にかかっている。特にチームの屋台骨を支える大黒柱的存在は、元から“磨けば光る珠”でなければならない。育て方の大切さは言うまでもないが、「四番とエースは育てられない」と野村克也がよく口にする通り、石ころはいくら磨いても所詮は石ころ。ダイヤモンドにはなれないのである。
さて古くは江夏、最近では岩隈という“光る珠”を発掘した伝説のスカウト河西俊雄なら、斎藤佑樹をどのように評価しただろうか。この本を読むと、その答えを本人から無性に聞きたくなる。

とくに河西独特の見方は、内野手の足の運びを見ていた点だった。
「これをよう見とけよ」
と堀井に言った。ダブルプレーのときである。走者一塁で遊撃手にゴロが行く。すぐに二塁手が二塁に入る。このときの足の運びである。
あるいは二塁ゴロのとき、遊撃手が二塁ベースに入る足の動きである。捕球した内野手ではなく、間に入った野手である点が特徴である。(第6章「近鉄最後の優勝の基盤を作る」より)

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