ドラッカーの講義
マネジメント・経済・未来について話そう 1991-2003
P.F.ドラッカー
私たちが本当に得意なものは何なのでしょうか。私たちの顧客は何に対してお金を払ってくれるのでしょうか。なぜ、私たちから買ってくれるのでしょうか。競争の激しい非独占的なマーケット―世界はすでにそうなっています―では、顧客が競争相手からではなく、自分の会社から買うはずだという理由などまったくありません。皆無です。みなさんの会社から買うのは、その顧客にとって価値のある物を手に入れられるからです。(「まずは自己を管理し、それから会社を」より)
ドラッカーが亡くなって6年経つが、「もしドラ」を筆頭に、その名を冠した亜流の解説本が書店の棚を賑わし続けている。そもそも氏の著書・論文はいずれも断定的で分かりやすい文章で綴られているので、変に寄り道せず原典から入ればいいのに…と私なんぞは思ったりするが、どんな入口であれ一つのきっかけに繋がるのなら、それもまたムダではないのだろう。
さて本書は書名の通り、ドラッカーが1991年から2003年にかけて行った講義/講演のうち17回分の記録が収められている。「語り」がベースのせいか、時折孫や娘の話が飛び出すなどいつも以上になじみやすい。何より読み手側が1991年から2003年にかけての時勢の流れを踏まえた上で読めるため、折々のドラッカーの発言がいかに本質をとらえていたかを改めて確認することができる。「私が呈示しているのは未来ではなく、既に起きている現実なのだ」と事ある毎に述べたドラッカーだったが、本書の中身がその炯眼を如実に物語っている。
私たちは今、これまでまったく経験したことのないところに立たされているのです。そしてこれから三〇年間、教育を受けた人たちの大半は、自分たちの居場所を定めることを学ぶ必要に迫られるでしょう。
人類の歴史上初めて、私たちは自分自身を経営する責任を負わされるのです。お話ししたように、これはおそらくどんなテクノロジーよりもはるかに大きな変化です。人類を取り巻く環境に起こっている変化です。(「自分自身を経営する」より)


篠峯(奈良)
純米吟醸
180ml/300円
阪急六甲の立呑「粋酔」で出会った飲み助有志で大阪天満飲み歩きツアーを挙行。昼の日中から一軒目の酒屋の角打ちで久々に「勝駒」の純米酒を飲み、二軒目の焼鳥屋「鳥仙」にて、この「篠峯」純米吟醸(通称「十字カップ」)を味わう。カップ酒とはいえ雄町を58%磨き、葛城山の伏流水で醸した本格派。華やかな上立ち香を持つ淡麗な辛口。絶品の玉ひも、ハツ等焼鳥達とも相性抜群である。
蔵元は御所市にある明治6年創業の千代酒造。「篠峯」とは蔵のすぐ西に聳える葛城山の別称である。
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