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高清水(秋田)

山廃ひやおろし
1800ml/1848円

仙台「酒蔵大沼」での四杯目。本日の〆として、「高清水」の山廃ひやおろしをぬる燗にしてもらった。原料米は美山錦(60%精米)、酵母は601号。濃厚な旨味の中に、ふんわりとした甘味と丸みを感じる。
肴は白菜漬。立ち飲みの前にお客様と生ビールを三杯呑んでいたので、もちろん帰りの新幹線では爆睡であった。

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となりの車線はなぜスイスイ進むのか?

交通の科学
トム・ヴァンダービルト著/酒井泰介訳

米をじょうごに注ぎ入れると詰まってしまうのはなぜか?じょうごに降り注ぐ米の量は、じょうごから落ちていく量よりも多い。システムは、どんどん密度を増していく。個々の粒が互いに触れあう時間は延びる。じょうごの壁面の抵抗にも、より引っかかるようになる。となると、「高速道路の車のようなものだ」とナイジェルは言う。「そして交通の流れを絞るのは、じょうごに何かを通すのによく似ている」(第4章「どうしてアリの群れは渋滞しないのか」より)

副題に「交通の科学」とあるが、読んだ実感としては科学というより、「運転を題材にした『経済心理学』」の本という印象。丁寧な注釈を含めて相当中身が濃いため、2度の出張を経ても読み終わらず、読了まで一週間以上もかかってしまった。プロローグ+9つの章の全てが、日常的に車を運転する者にとっては、驚きと発見と納得に満ちた内容になっている。予想以上に面白かった。
「アフリカの村でもアメリカの都市でも、一日あたりの往復通勤時間は1.1時間程度である。」「ロンドンのケンジントン・ハイ・ストリートでは、道路標識を95%撤去した所、交通量が減らなかったにも関わらず事故が60%減った」「統計的に離婚歴のある人の運転は危険」「通勤時間が延びている地域は最も所得格差が広がっている地域である」「社会腐敗の少ない国ほど交通の安全性が高い」「渋滞の多い都会の道より快適な田舎道の方が事故が多い」…etc.。
これらのトピックはほんの一部に過ぎず、とりわけ第7章「危険な道の方がかえって安全?」はタイトル通り、海外における豊富な成功例にも裏打ちされていてまさに目から鱗状態。確かに見通しの良い道ほど人はつい飛ばしたくなるし、見通しが悪く危なそうな道では自ずと慎重な運転になる。その結果は推して知るべし。まさに「逆転の発想」である。

危険物こそ、安全装置なのだ。失敗する余地の少ない状況では、ドライバーは細心の注意を払うようになるらしい。あるいは少なくとも、自らの失敗を「許容」してくれる速度で走るようだ。…(中略)…よき環境作りを顧みずに絶対的安全を追求すると、通りや街の魅力を減じるばかりか、たいていの場合、かえって安全も損なってしまう。(第7章「危険な道の方がかえって安全?」より)

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