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最近飲んだ酒最近飲んだ酒

樽平(山形)

特別純米
1800ml/3500円

酒器に入れると一目で分かる山吹色。線が太くしっかりした酸がきいたコクのある芳醇な味わいを持つ長期熟成の木香付き純米酒である。八重洲の古典居酒屋「ふくべ」にて、絶妙のぬる燗で戴く。蔵元の樽平酒造は元禄年間(1688〜1704)の創業。山形の古い方言で気持ちよく酒に酔った状態を「たるべい」といったことから命名された。以前NHKで放映された宮尾登美子原作のドラマ「蔵」では、酒造りの現場ロケを全面的に協力した。肴はおでん、たらこ(ちょい焼)、ピリ辛さつま揚。

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地雷を踏む男、踏ませる女

わかりあえない関係の真理
ハワード・J・モリス、ジェニー・リー

意見を求められたからって、ほいほい答えたらだめだ。「あなたはどう思う?」というのは、「黙ってろ」ってのと同じだから。その証拠に、どんな意見を言っても速攻で却下される。女は自分のイカレに鼻をつっこまれるのが大きらい。
もう一度言う。女のイカレに手出し口出しは無用。
これは勝ち目のない戦いだ。イカレは無敵。疾走してくる電車の前に立って、停めることができるか?(第5章「女とイカレのあいだ」より)

原題はWomen are crazy, men are stupid。「女はイカレてて、男はバカである」と直訳できるが、「地雷を踏む男、踏ませる女」というタイトル訳は絶妙。長年結婚生活を続けてきた人(特に男)なら、タイトルだけである程度中身が想像できるだろう。過去に私も数えきれない程地雷を踏んだが、何度も吹き飛ばされたおかげで随分と受け身も巧くなり、近頃は地雷の在りかを敏感に察知できるようになってきた(と自分では思っている。でも明日にはエラい目に遭っているかも知れない)。それはさておき…。
本書は習性や考え方がまるで違う男と女が、お互いにどう歩み寄って巧くやっていけばいいかを、人気脚本家同士のカップルが自分達のエピソードをふんだんに晒しながらユーモラスに描いた共著のエッセイ。アメリカではドラマ化も決定したらしい。
男の視点からは、読んでいて身につまされる場面も少なくない。おそらく同じ箇所を女が読むと、「だから男は…」と吐き捨てたくなるのだろう。お国柄の違いもあって微妙に共感しづらい箇所はあるが、男と女の間に深くて暗い川があるのは、所変われど皆同じということか。

真実はひとつ。奇跡は起こらない。そう、女はイカレてて、男はバカだということ。
この本は「軽いひと押し」だと思ってほしい。
相手をいまの態勢からちょっと押してあげて、自分自身もちょっとだけ動く。そうやって二人のあいだに、愛と尊敬があふれる穏やかな空間をつくりだす。だたしそうなるには、おたがいが自分のふるまいを変える—少なくとも自分の行いを振りかえる—ことが不可欠だ。男と女はそれぞれ出発点が違う。それをわかったうえで、いまよりほんの少し距離が縮まれば、いまより寂しくなくなるはず。(第11章「クレージー・ラブ」より)

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