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純米吟醸・無濾過

星自慢(福島)

純米吟醸無濾過生原酒しぼりたて新酒
1800ml/2520円

新橋「みどりや」での2杯目。1杯目の「幻舞」の系統がお気に召したならこれも如何?と勧められた。その時は初見かと思ったが、後で調べると2008年の 11月に「しぼりたて」じゃない四合瓶を虎ノ門「升本」で購入し、門前仲町の宿で飲んだことがあった。香りも上品で、適度なコクがあってしっかりとした飲み応えを持つ。なお翌日訪れた際、ふと思い立ってぬる燗をつけてもらったが、なかなか良い感じで膨らみが増し、これまた結構なお味。何より無濾過生原酒の燗に「やってみようか?」と快く応じてくれる辺り、ここの女将もなかなかの強者である。

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幻舞(長野)

純米吟醸無濾過生原酒
1800ml/3150円

新橋で新規開拓。何かのブログで見て気になっていた新橋第1ビル1Fの「みどりや」さんへ。日本酒の品揃えが豊富でしかも全てが500円以下の立ち飲み価格。愛嬌たっぷりの小柄な女将が結構な日本酒好きらしく、良い店見っけといった感じ。記念すべき入店1杯目がこの「幻舞」。繊細な中にもふくよかな力強さを感じる飲み口。原料米は長野産の美山錦(49%精米)。蔵元の酒千蔵野は天文9年(1540)創業。長野県で最も長い歴史と伝統を誇る酒蔵で、全国的にも7番目の歴史を持つ。一人娘の美人杜氏が醸しており、全国新酒鑑評会で複数回金賞を獲った実力派。

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一白水成(秋田)

純米吟醸無濾過生原酒
1800ml/2940円

「さくら亭」での三杯目。通常は出品酒クラスで行う袋吊りを、純米吟醸で行ったもの。程良い酸味と軽い甘味を持つ、青リンゴのような清涼感のある味と香り。口当たりも滑らかで品が良く、無濾過生原酒にしては全体的に綺麗な酒、という印象である。原料米は地元産の美山錦(50%精米)。
蔵元は南秋田郡の福禄寿酒造。元禄元年(1688)の創業。「一白水成」(いっぱくすいせい)とは「白」い米と「水」から「成」る「一」番旨い酒、を表している。

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三芳菊(徳島)

純米吟醸無濾過生原酒
1800ml/2625円

「さくら亭」にて、燗で身体を温めた後の二杯目。「ちょっと面白い酒があるんですが…」と店主が出してきたのが、この「三芳菊」の純米吟醸無濾過生原酒。グラスからふわりと立ち上る上立ち香も、口中で広がる含み香も、そして舌で楽しむ味わい自体も、これはもう日本酒の域を超えて、パイナップルリキュールの世界である。米は五百万石(60%精米)。独特の風味の秘密は、この蔵だけで使っている徳島県酵母によるものらしい。正体を明かさずショットバーで出せば、誰も日本酒とは思うまい。蔵元は明治22年創業の三芳菊酒造。

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あさか野物語(埼玉)

純米吟醸無濾過しぼりたて生原酒
720ml/1310円

埼玉県新座市の荻原酒店が、金賞受賞蔵でもある地元の佐藤酒造(1844年創業・主銘柄は「越生梅林」)に醸造を依頼し、独自にプロデュースした純米吟醸の無濾過しぼりたて生原酒。売場では新聞紙に包まれ、赤い「限定品」タグが付けられている。原料米には県内のあさか野農協産「朝の光」(60%精米)、酵母には1401号を使用。鼻腔をくすぐるフルーティーな上立ち香とまろやかな酸味が特徴。コクのあるどっしりとした力強い酒質で、少しボディの強い白ワインを彷彿させる。アルコール度数は18.3度。北千住「食遊館」で購入。肴は椎茸のバジル焼、しらす。

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白鴻(広島)

純米吟醸無濾過生原酒・雄町
1800ml/3360円

阪急六甲「粋酔」の「月替わりメニュー」。広島県産の雄町を60%精米し、広島吟醸酵母で醸した純米吟醸の無濾過生原酒。日本酒度+6、酸度が1.7。濃厚な旨味が口の中に広がる辛口。生原酒にしてはキレも良し。
呉市にある蔵元の盛川酒造は明治20年(1887)創業。蔵内で汲み上げる野呂山系の地下水は、軟水地帯と言われる広島県内でも一、二を争う超軟水で、この良質な水を用いることで米の旨味が引き出され、芳醇で味のある酒を醸すことができるとのこと。肴はピリ辛胡瓜。

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杣の天狗(滋賀)

純米吟醸生原酒うすにごり
180ml/410円

天満の隠れた名店である焼鳥「鳥仙」での二杯目。滋賀県産の山田錦(59%精米)を10号酵母で醸し、全国で数蔵しか残っていない木槽天秤搾りで搾った生原酒のうすにごり。澱はさほど目立たず見た目はほぼ清酒に近いが、飲むとしっかりとした旨味を感じる、かなり飲み応えのある濃厚な辛口である。肴は鶏刺し盛。
蔵元は1862年創業、琵琶湖の西岸・新旭町にある上原酒造。年間生産高が500石ほどの小さな蔵で、主銘柄は「不老泉」。

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稲花(千葉)

純米吟醸無濾過生原酒 無加圧槽場直汲み
1800ml/2940円

「さくら亭」での2杯目。「寫楽」よりも更にどっしり目のヤツを、という注文に対して供されたのがこの「稲花」。圧力をかけず自然に垂れてきたフレッシュな新酒を、槽場(ふなば)でそのまま瓶詰めした純米吟醸の無濾過生原酒である。厚みと膨らみを持ちながらも、キレイな飲み口で芳醇な味わいを持つ。米を元来の細長い形状のまま磨く「偏平精米」方式で磨いている。蔵元は江戸文政年間創業、九十九里浜の最南端にある稲花酒造。肴は地鮎の唐揚げ。

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花陽浴(埼玉)

純米吟醸しぼりたて生原酒
1800ml/2500円

ふと思い立って「北千住 旨い日本酒」というキーワードで検索、リストの中から「日本酒宿七色」という日本酒バーを選んで訪れてみた。カウンター中心でBGMにはジャズが流れ、黒を基調にし渋い雰囲気にまとめた店。天吊りの冷蔵ケースの中には厳選されたラインナップが並んでいる。
本日のお奨めが数本黒板に書いてあったので、まずは「花陽浴(はなあび)」を選択。フレッシュな口当たりと、ボリューム感のある旨味を感じさせながらも、喉越しはさらりとしている。突き出しの蛸のマリネとも相性はピッタリ。これはなかなか良い店を見つけたかも知れない。

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初孫(山形)

魔斬生原酒・生もと純米本辛口
720ml/1312円

「魔斬」とは酒田に伝わる、主に漁師などが使う切れ味鋭い小刀(間切り)のこと。今日では魔除けの縁起物として売られている。切れ味の良い辛口の酒ということでこの名が付けられた。美山錦を55%精米し、山形酵母で醸している。搾りたての原酒ではあるが口当たりは意外にまろやかで、濃厚な米の旨味が口の中に広がる。+10とかなりの辛口だが、キレとバランスが良いためかさほどに辛さは感じない。
千住の食遊館にて購入。肴は白子ポン酢、剣先するめ等々。

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天上夢幻濁酒(宮城)

純米吟醸無濾過
500ml/1155円

純米吟醸の無濾過ながら、生ではなく一度火入れした濁り酒。500mlのデカンタ瓶とコルク蓋の組み合わせが、なかなかに良い感じを醸し出している。米には宮城産「蔵の華」を使用(55%精米)。しっかりと濃醇な米の味と風味が存分に楽しめ、全体にほんのり甘口だが、後味は意外にあっさりとしてくどさがないため、料理と一緒でも楽しめる。
蔵元は明治39年(1906)創業、加美郡の中勇酒造店。主銘柄は「鳴瀬川」。「夢幻」は吟醸、純米酒以上の高級酒のみに使用されている。北千住「食遊館」にて購入。肴は鰤の刺身、あん肝、炙りサーモンのにぎり鮨。

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本州一(広島)

純米吟醸無濾過
1800ml/2800円

どうにも腹の虫が治まらない事があった暑い夕暮れ。早々に仕事を切り上げて開店2分前の千住「酒屋の酒場」へ飛び込む。小ジョッキで喉を潤した後に出された本日の一杯が、この「本州一」純米吟醸無濾過。まるで生酒の様なフレッシュ感だが、どうやら丁寧に一本ずつ瓶燗火入れしたものらしい。フルーティで品の良い吟醸香が特徴で、口当たりもまろやか。芳醇な米の香りが喉に広がる。後味もスッキリとさばけが良く、夏の海鮮ネタと飲るにはピッタリである。
というわけで、肴は鰺酢と鮭の粕焼。その後「陸奥八仙」の純米酒と「雑賀」の純米吟醸を飲みつつ赤貝のひもをつまむ。

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Ice Breaker(京都)

純米吟醸無濾過生原酒
1800ml/3000円

久々に訪れた六甲「粋酔」にて遭遇。昔流行った「Pengin's Bar」を思い出させる、いかにも夏向けの涼しげなボトルだ。蔵元はフィリップ・ハーパー氏が杜氏を務める「玉川」の木下酒造。半年間熟成させた純米吟醸の無濾過生原酒で、五百万石と日本晴を9号酵母で仕込んでいる。ロックで飲るのを前提にしており、個人的には少々抵抗があったものの、飲んでみると意外に味がぼやけず、これはこれで有りだなぁと納得。氷抜きだと酸味が強く、口当たりも結構ヘビーであった。肴は鰹のたたき。

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まんさくの花(秋田)

杜氏直詰純米吟醸生原酒
720ml/1365円

いかにも気の利いた酒屋の棚に置かれていそうな「杜氏直詰」の四合瓶が、北千住「食遊館」の日本酒売場に何気なく並んでいたので、思わず買ってしまった。
蔵人栽培米の酒造好適米「吟の精」を55%精白し、長期低温発酵による吟醸仕込みで醸した後、約3ヵ月間蔵の氷温庫で熟成させた純米吟醸の生原酒。±0度で酸度は1.7。ジューシーな米の旨味とまろやかな酸が心地良く、後味のキレも良い旨辛口タイプである。肴は同じく「食遊館」閉店間際の半額にぎり鮨。

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五橋・無垢之酒(山口)

純米吟醸無濾過生原酒あらばしり
1800ml/3045円

日本名門酒会による毎年恒例の企画商品。小寒から立春までの時期に造られた純米吟醸のあらばしりを、無濾過無調整の生原酒で瓶詰めしたもの。今季は10蔵がラインナップされており、今回飲んだのは岩国の地酒「五橋」酒井酒造のもの。トラタン村産の山田錦を原料米に使用(55%精米)。9号酵母を使ったオーソドックスな純米吟醸で、豊かな米の風味を持ちながらもすっきり感があり、全体のバランスも良く後味も心地良い。
久々の「酒屋の酒場」にて。肴はほうれん草のお浸し、関鰺の刺身、鰻の肝焼、厚揚げ。

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野火止(埼玉)

純米吟醸無濾過生原酒
720ml/1260円

新聞紙に包まれたいかにも無骨な佇まいで、北千住駅前の食品館1Fの酒売場に並んでいた。「野火止」とは聞いたことのない変な名前の銘柄だなあと想っていたら、「野火止用水開通350周年記念」として生まれた清酒らしい。地元米「朝の光」を新座の深井戸水で醸した無濾過の純米吟醸生原酒で、豊潤な米の風味とどっしりとコクのある味わいが特徴。蔵元は関東三大梅林にちなんだ「越生梅林」を主銘柄とする入間郡越生町の佐藤酒造店(創業1844年)。肴は食品館で買ったにぎり鮨とかんぱちの刺身。

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村祐(新潟)

純米吟醸無濾過生原酒
1800ml/2940円

新橋の立呑み「魚金ほんよこ店」にて。いつもは判で押した様に「尾瀬の雪解け」特別本醸造しか飲まないが、この日は親しいお客様の接待ということで、ほんの少しだけ奮発してみた。品の良い米の甘味と共に、無濾過生らしい甘酸っぱい風味が交わる個性的な味わい。後味も重くないので、原酒ながら食中酒にも仕える。
肴は、一人呑みの時には量が多すぎて注文できない刺身六点盛(カワハギ・〆鯖・生蛸・鰤・平貝・鰺)、焼き白子、肉豆腐、柚大根。

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本洲一(広島)

しぼりたて純米吟醸
1800ml/2800円

広島の酒造好適米『千本錦』を60%精米し、広島酵母で仕込んだ純米吟醸の無濾過生原酒。吟醸酒らしい華やかな含み香と、搾りたてならではのピリッとした舌触り、濃厚でコシのある力強い飲み口が特徴である。蔵元は大正5年創業の梅田酒造場。地元の杜氏が地元の米を使い、蔵の裏手にある岩滝山の伏流水で仕込む。
前回と同じ「酒屋の酒場」の続き。肴は殻付き焼帆立貝、関鰺の刺身、北寄貝サラダ、鰻の肝焼。当夜はさらに「道灌」を戴いたので、肴六品と酒三合で合計3520円。

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初緑(岐阜)

純米吟醸無濾過生原酒
1800ml/3045円

神楽坂「てしごとや霽月」の続き。メイン料理の「地鶏団子鍋」を肴に締めの一杯。兵庫県産の山田錦を50%精米し、総米700kgの小仕込を行った無濾過生原酒。上品でフルーティな上立ち香、豊かな米の風味、まろやかで膨らみのある味わいが特徴である。
蔵元の高木酒造は、「奥飛騨」の銘柄で下呂市にて酒造りを行っている老舗蔵で、創業は享保五年(1720)。「初緑」は江戸後期天保年間に、尾張の殿様に命名された銘柄を平成19醸造年度から蘇らせたもの。

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霞山(茨城)

純米吟醸無濾過生々
720ml/1500円

足立市場「武寿司」での締め。三杯で打ち止めのはずが、酒肴にカラスミを出されたお陰で思わずもう一杯注文し、出てきたのが「霞山(かざん)」の純米吟醸。無濾過生にしてはキリッとした飲み口だが、やはりこいつも旨味の乗ったタイプ。蔵元の須藤本家は平安末期から続く日本最古の蔵元。海外出荷にも熱心で、ロンドンで行われるInternational Wine Challengeでの受賞歴が裏ラベルに載っていた。
握りも鰺、生牡蠣(軍艦)、小鰭と続き、縞鯵で打ち止め。締めにしじみ汁を所望する。以上全15貫と純米吟醸4種、酒肴2品(酒盗・カラスミ)、に汁碗+お通しで8000円。腹一杯呑んで喰っての贅沢な午餐だったが、築地だと確実に1.5倍はしたな。

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相模灘(神奈川)

純米吟醸無濾過瓶囲い・美山錦
720ml/1450円

さて新橋「いし井」での2本目は約2年ぶりの「相模灘」。前回は本醸造だったが、今回は純米吟醸の無濾過。上立ち香はほんのり白葡萄の様で、口に含むと1本目の「東の麓」よりは若干辛目なものの、豊かな米の風味と穏やかな含み香が広がる。後味は無濾過生にしてはスッキリ系。この店では生酒と言えども必要以上に冷やし過ぎずに、なおかつ片口で供してくれるので、どの酒も程良く開いて旨味が引き出されている。
前半戦の肴はお造り四点盛り(金目鯛他)、ポテトサラダ2種盛り、クリームチーズの吟醸酒粕漬、蛸の燻製、稚鮎の天ぷら。

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上喜元仕込第二六号(山形)

純米吟醸無濾過生原酒
1800ml/2730円

新橋の立ち呑み「魚金」にて、名物「造り六点盛り」(当夜は小鰭・蛸・ブリ・烏賊・生牡蠣・鰺)に合う酒として店主より勧められる。穏やかな中にも華やかさを秘めた上立ち香が鼻腔をくすぐり、一口飲むと米の風味と豊かな旨味が口の中を支配する。ゆっくりと喉に流し込んだ後も、旨味が暫くの間心地良い余韻として残るイメージ。この厚み、この味わいにしてこの価格はかなりのお値打ちである(店では一杯750円也)。その他の肴はあん肝ポン酢×2、鶏せせりのオイスターソース炒め、胡瓜のお新香、鮫の軟骨の梅肉和え。

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鳥海山(秋田)

「吟味良香」純米吟醸無濾過生原酒
1800ml/2625円

原酒でありながら軽めの15度に仕上げられた無濾過生の純米吟醸。グラスからは上品な吟醸香が立ち上り、口当たりは実に軽快。適度な米の風味が口の中に広がる。酸味と甘味のバランスも絶妙で、後味も喉越しもさらりとキレがよい。酒米は地元産の「秋田酒こまち」 (55%精米)。
蔵元は鳥海山の麓で明治7年(1874)に創業した天寿酒造。肴は鮪の中落ち、烏賊のゲソ焼&わた焼、鱈の白子ポン酢etc.「酒屋の酒場」にて。

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山猿(山口)

純米吟醸山廃ひやおろし無濾過原酒
720ml/1575円

明治20年創業の永山酒造が平成14年から立ち上げた新銘柄。地元の契約農家が作った山田錦を100%使用し、昔ながらの山廃造りで醸した無濾過のひやおろし純米吟醸原酒である。一回火入れでひと夏を越し、程良く熟成された状態で出荷。どっしりと濃厚な無濾過原酒ながら、口当たりはまろやかで優しく、クセのない落ち着いた旨味が特徴となっている。
肴はスーパー2軒をはしごして仕入れたにぎり寿司盛合せ、鯖寿司、サーモン造り、馬刺ユッケ、牛肉たたき。

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[2008年11月16日] この日の感想・書評へ→

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真稜 至(新潟)

純米吟醸無濾過
1800ml/2600円

佐渡の蔵元・逸見酒造は明治5年(1872)創業。佐渡市内にある順徳天皇の火葬塚「真野御陵」が酒銘の由来である。山田錦を55%精米し、無濾過で瓶詰めし、ひと夏熟成した後に一度火入れして出荷する生詰タイプである。グラスからは華やかな吟醸香が立ち上り、飲み口も比較的軽やか。程良く熟成させたせいか、米の旨味が乗ったバランスの良い飲み口に仕上がっている。神楽坂の「葱屋みらくる」にて。

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[2008年10月26日] この日の感想・書評へ→

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白鴻(広島)

純米吟醸しぼりたて無濾過生原酒
300ml/???円

元「味工房さくら亭」の店主佐々木さんが、念願の日本酒バー「ちとせ」を開店されたと聞き、早速訪れてみた。ご挨拶もそこそこに、一杯目として飲んだのがこの白鴻のしぼりたて。いかにも限定品という小瓶から注がれ、期待は否応なく高まる。原料米には山田錦と中生新千本を掛け合わせた広島オリジナルの新品種「千本錦」を使用。米の優しい香りと、ほのかな甘さを湛えた濃厚な旨味、原酒らしからぬキレの良い後味が一体となって、思わず頬が弛んでしまう美味しさ。

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[2008年9月18日] この日の感想・書評へ→

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奥能登の白菊(石川)

純米吟醸無濾過生原酒
1800ml/3580円

「味工房さくら亭」での2杯目。蔵元は輪島の白藤酒造店。1722年に海鮮問屋として創業された老舗ですが、いつの頃からか酒蔵となり、今の当主で9代目とのこと。
そしてこの蔵で一番人気と言われているのが、この純米吟醸無濾過生原酒。熟した白桃を思わせる上品な甘口タイプ(日本酒度-3)で、濃醇かつまろやかな口当たりと、無類のバランスの良さが特長。原料米は山田錦40%と五百万石60%。肴は上ミノの唐揚げと、豚肉と水菜のハリハリ小鍋。

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[2008年9月 1日] この日の感想・書評へ→

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水尾 紅(長野)

純米吟醸無濾過生原酒
1800ml/3465円

原料米に希少品種の長野県木島平産金紋錦を100%使用(精米49%)、金沢酵母(14号)と「水尾山」の湧水で仕込んでいる。口に含むとしっかりとした旨味と膨らみが感じられ、追いかける様に酸味がふんわりと広がる。無濾過生原酒にしてはまろやかな口当たり。後味も意外にさっぱりとしている。
蔵元は長野県の北の端、奥信濃飯山の旧町内にある田中屋酒造店。全量箱麹の手造り蔵である。肴は焼鳥。三宮東通りの路地にある「丸喜屋」にて。

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[2008年5月27日] この日の感想・書評へ→

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京姫(京都)

純米吟醸無濾過原酒
720ml/1260円

前回同様「春あがりひと寝かせ」シリーズの一つ。山田錦を60%精米し年末にかけて仕込んだお酒を、最も寒い時期におり引きせず「ひと寝かせ」させた、無濾過の純米吟醸生原酒である。ひと寝かせした分だけ、無濾過にしては荒々しさが少なくまったりとした口当たり。日本酒度+1.0ながら結構辛口の味わいを持つ。肴は蛸わさびと蛍烏賊の沖漬け。
蔵元は大正7年(1918)創業、少量手造りの吟醸酒専門蔵である伏見の京姫酒造。1974年から世界鷹小山家グループの一員となっている。

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[2008年3月30日] この日の感想・書評へ→

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姿(栃木)

純米吟醸・無濾過生原酒
1800ml/2940円

虎ノ門「鈴傳」にて遭遇。白桃を思わせる様な柔らかな香りと、上品でほの甘くまろやかな飲み口が特長。膨らみがありながら、心地よい余韻を残しつつスッと切れる後味も魅力。蔵元は「杉並木」を主銘柄とする飯沼名醸。タンク(600kg)1本のみをこの「姿」ブランドで出しており、地元西方産の山田錦を50%精米し、大谷川の伏流水で醸している。
ちなみに当夜の肴は肉豆腐、目刺し、鯨ベーコン、豚串など。

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[2008年2月 2日] この日の感想・書評へ→

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亀泉(高知)

純米吟醸生原酒
720ml/1400円

いわゆるフルーティな純米吟醸の生原酒であるが、通常のフルーティさとは全く趣が異なる。パイナップル果汁で造ったリキュールを思わせる様な、甘味と酸味がバランス良く感じられる独特な風味。口当たりはまろやかで喉越しもスムーズ。後味の余韻もほんのり甘やかで心地良い。明らかに日本酒でありながら、日本酒のジャンルに収まり切らない独自の存在感を持つ。全ては高知県工業技術センターで開発された酵母CEL- 24の成せる業。米は八反錦で精米50%、度数が14.4と原酒としてはかなり軽め。日本酒度-15.5で酸度が2.3と極端だが、この酒に関してはスペックからの読みはあまり意味がない。

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[2007年12月23日] この日の感想・書評へ→

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車坂(和歌山)

純米吟醸無濾過生原酒17BY
720ml/1400円

和歌山県清水産の山田錦を100%使用。平成17年度醸造の純米吟醸無濾過生原酒を約一年以上寝かせた軽めの熟成生酒である。精米歩合は58%。利き猪口に注ぐと予想以上に濃いめの琥珀色で、口に含むとやや酸味の存在が強く、独特の濃醇な味わいが感じられる。寝かせる前はどんな味わいだったのだろうか。いずれ折を見て、新しい醸造年度のものを味わってみたい。なお蔵元の吉村秀雄商店は大正4年(1915)創業。当時からの土壁蔵で昔ながらの酒造りを行っている。代表銘柄は「日本城」。

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[2007年7月11日] この日の感想・書評へ→

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白鴻(広島)

純米吟醸・無濾過生原酒八反35号
720ml/1890円

広島は呉市にある盛川酒造の代表銘柄。純白清楚の"おおとり"が鴻図(こうと:大望の意)を抱いて大空に舞い上がっていく気概を表しているとのこと。口に含むと、濃醇な旨味と豊かな米の風味がふわっと広がる。2005BYということもあるのか、しっかりと味が乗っていて、後味の余韻の深さも心地よい。
この日の肴は茄子と卵豆腐の煮凝り風、冷やし冬瓜、黒豚と水菜のはりはり鍋。店は前回の「遊穂」同様、三宮の「さくら亭」にて。

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[2007年6月 1日] この日の感想・書評へ→

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遊穂(石川)

純米吟醸・無濾過生原酒
1800ml/2900円

石川県は能登町にある御祖(みおや)酒造の銘柄(明治30年創業)。今年の「dancyu」日本酒特集(4月号)で、全国有力酒販店100軒が選ぶ「今後の期待大!注目酒蔵の銘柄ランキング」第1位に選定されている。この「仕込十三号」は、今年の1/15に搾られた初搾りの純米吟醸。ほのかな甘味を感じることの多い無濾過生原酒の中では、比較的辛さとキレの良さが前に立っているため、アテなしでじっくりと味わえる一方、濃い味付けの料理となら食中酒としても十分合わせられる。

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苗加屋(富山)

純米吟醸無濾過生原酒
720ml/1496円

「苗加屋」(のうかや)は、蔵元である若鶴酒造の創業家の屋号。文久2年(1862年)の創業で、富山県の田園地帯に広がる散居村に囲まれ、北アルプス山系の伏流水で仕込んでいる。主銘柄は地元で「銀盤」「立山」と共に御三家と呼ばれ人気の高い「若鶴」。系列会社に「北陸コカコーラボトリング」を持つという変わり種の蔵でもある。
さてこの「苗加屋」純米吟醸無濾過生原酒は、山田錦100%で精米歩合は55%。ふくよかな米の香りが漂い、濃醇でボディのある口当たりではあるが、飲んでみると意外に引き締まった辛口で、キレがよくバランスも良い。今が旬の鱈の白子の濃厚な味わいとよくマッチして、なかなかのお味。

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長珍(愛知)

純米吟醸50生無濾過
1800ml/3500円

この時期だけの予約限定品。長珍酒造では無濾過の吟醸クラスは全て新聞紙で包み、その上からラベルを貼っているとのこと。「さくら亭」店主のご好意で、精米歩合50%の純米吟醸をメインに、40%の純米大吟醸も同時に飲み比べをさせて頂いた。どちらも山田錦を原料米に、木曽川の伏流水で醸したもの。
50%の方は濃醇旨辛タイプ。いかにも無濾過ならではの飲みごたえがあり、程よく口に残るしっかりとボディのある味わい。それに対し40%の方は無濾過ながらマイルドでまろやかな口当たり。後味もすっと切れて軽やか、上品な味わいだ。

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歓びの泉(岡山)

純米吟醸生袋吊り・朝日
1800ml/2940円

元「さくら亭」の佐々木店主が先頃新装開店された「加納亭」にて遭遇。杜氏の人柄に惚れ込み「さくら亭」時代から仕入れているイチオシの酒。蔵元の中田酒造は安永2年(1773年)創業、通算15回金賞受賞している実力蔵だ。原料の朝日米はコシヒカリの祖先品種でもある食用米で、岡山では1931年以来栽培され続けている県の看板米でもある。
贅沢な袋吊りで採られたこの純米生酒は、爽やかな中にも骨太なコシがあり、凛とした存在感のある辛口。食用米でもこれ程までに旨い酒が造れるのか、と驚かされた。

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千代の亀(愛媛)

槽口純米吟醸無濾過生原酒
1800ml/3000円

愛媛産の酒米「松山三井」を9号酵母で仕込んだ無濾過生の純米吟醸。ほのかな吟醸香が立ち上り、口に含むと無濾過ならではの自然な米の甘みがふわっと広がる。純米ならではのコクと旨みを持ち、程良い酸味がすっきりした後味へとつながって、心地よい余韻をもたらしてくれる。
なおこの日の肴はお造り盛りと蛍烏賊、すじ肉の煮込みなど。特に中村店主のアイデアで、お造りを醤油のもろみにつけるという凝った趣向が、なかなか乙な味わいであった。

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来福(新潟)

純米吟醸無濾過生原酒/亀の尾
720ml/1575円

“幻の米”と呼ばれる亀の尾は、華やかな香りとコクのある味わいを特徴とすると言われるが、そのイメージ通り、一口飲んだ時に感じられるどっしりとした存在感はなかなかのもの。亀の尾使用の吟醸にしては価格もお手頃。「ひまわり酵母」使用というのも珍しく(というか、私は初めて)、特段変わった香りがするとも思わなかったが、いろいろと話のタネにはなる。
まだ新酒で出たばかりなので、しばらく置けばもっと華やかな味わいが広がってくるのだろう。

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赤野(高知)

純米吟醸無濾過生原酒
720ml/1480円

近頃人気の赤野は、我が阪神タイガースのキャンプ地である安芸市の、鮎が旨いことで知られる赤野川のすぐ近くに井戸を掘り、仕込水にしている小さな蔵で醸されている。今回飲んだ純米吟醸生原酒は、原料には、入河内(にゅうがうち)の農家と契約して作った高知産酒造好適米「吟の夢」を使用。無濾過の原酒でありながら飲み口は柔らかで、口中にふわりと広がる豊かな米の風味が大きな特徴である。程よい辛口のふくらみのある味わいは、やや濃いめの料理にもぴったり。開栓して日を置くにつれて旨味が増すタイプの酒である。

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福源(長野)

純米吟醸生貯蔵出し無濾過原酒
1800ml/3150円

長野県安曇野にある、江戸宝暦八年創業の老舗蔵。商品知識のある限られた酒屋に向けて、月2回のタンク開けの時にだけ出荷するという徹底した品質管理を行っているとのこと。
ラベルのない簡素なパッケージに、あざといなぁと思いつつもつい心が惹かれる。清楚さの中にも華やかさのある吟醸香。一口飲んだ途端に旨味がじんわりと広がる。無濾過原酒でありながら重さはなく、するすると喉を通りゆく感じ。酒米は味に幅のある酒質が特徴の長野産「ひとごこち」。

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[2004年6月27日] この日の感想・書評へ→

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尾瀬の雪どけ(群馬)

純米吟醸無濾過無加水・びん囲い本生
1800ml/2625円

新橋・烏森口を出て徒歩3分の所にある繁盛店「魚金」1~4号店では、常時この「尾瀬の雪どけ」がほぼ全種類飲める。店の看板にも龍神酒造と大きく書かれているため蔵元直営店かと思いきや、資本関係はないらしく、同店オーナーと蔵元が友人同士なため特に肩入れしているとのこと。
過去に特別本醸造から大吟醸まで一通り味見したが、当夜は季節限定品のびん囲い本生を初めて注文。山田錦を使って厳寒期に仕込んだ純米吟醸を、おり引き後原酒のまま瓶詰めし、蔵で冷暗貯蔵・熟成させた酒らしい。香りはさわやかな果実系で、ほの甘い口当たりの後に旨味が広がる。後味はややほろ苦さがあるものの引き際はすっきり。フレッシュな飲み口が魅力の一杯。

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歓びの泉(岡山)

純米吟醸朝日袋吊り・おりからみ
720ml/1370円

木綿の袋にもろみを入れ、吊して袋からにじみ出てきた新酒をそのまま瓶詰めしたお酒。瓶の底には1cm程の滓が溜まっている。栓を開けるとプシュッと小気味の良い音がして、きき猪口に入れるとプツプツと炭酸ガスが泡立つ。甘酸っぱい上立ち香は乳酸菌入り炭酸飲料を思わせ、口に含むと心地よい刺激が口中に広がる。ただ味わいは意外に辛口で、程よい酸味も感じられ後味は引き締まった心地良さがある。特にこれからの温かい季節にはもってこいの、清涼感のある旨い酒。

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[2004年4月18日] この日の感想・書評へ→

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さ々一(笹一)(山梨)

純米吟醸無濾過・五百万石
720ml/1250円

十四代の系統に連なる“華やか系”の無濾過吟醸酒。この手の酒は久々に飲むとやたら美味しく感じてしまう。一口含むとフルーティな果実香が鼻に抜け、ほのかな甘味と豊かな米の旨味が口の中にパーッと広がる。後味のほろ苦さが個人的にはやや気になったものの、この苦味がイイと言う人もいるだろうから、これは好みの問題か。また一日置いて飲んでみると、香りも若干落ち着き気味となり、一段と飲みやすくなったように思った。
ちなみにこの笹一酒造、葡萄の名産地にあるためか、清酒のみならずワインも自社で造っているというちょっと珍しい蔵。

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[2004年4月 7日] この日の感想・書評へ→

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くどき上手(山形)

純米吟醸しぼりたて本生無濾過
720ml/1400円

秀吉のような出世する武将は説得力がある=口説き上手であることから、成功する、出世するという意味を込めて命名されたとのこと。さてこのしぼりたては、毎年12月にだけ出荷するこだわりの新酒。原料米には減農薬・減化学肥料の美山錦を使用。しぼりたてとは思えないほど味が乗っていて、とにかく香り、甘味、酸味のバランスが絶妙。飲めば飲むほど旨さが増し、アルコール度数が17-18度と高いにも関わらず後味もすっきり。満足度の高いなかなかの佳き酒であった。

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[2004年2月12日] この日の感想・書評へ→

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雨後の月(広島)

純米吟醸無濾過生原酒・山田錦
720ml/1500円

優美な酒銘通り、上品な香りとさらりとした飲み口、それでいてしっかりと味わいのある辛口。価格を考えれば相当なコストパフォーマンスと言えるかもしれない。
ここの杜氏は堀本敦志さんといって、39歳の若手ながら既に全国新酒鑑評会金賞5回の実績を誇る実力者。地元に特化した米・水を使い、広島型の吟醸(香り華やかで米本来の甘みを引き出した酒)を醸すことを基本的な酒造りの目標としている、とのこと。確かに評判に違わぬ旨酒。

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[2003年12月21日] この日の感想・書評へ→

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鳳凰美田(栃木)

純米吟醸酒無濾過生酒・亀の尾
仕込み参十壱号斗瓶取り
720ml/1800円

亀の尾を100%使って仕込んだ新酒を、斗瓶より直詰めした無濾過の酒。香り華やか、一口飲んだ瞬間に幅のある旨味を感じる。生いくらと合わせたものの、酒に存在感がありすぎて、せっかくの旬のいくらの味が目立たなくなってしまった。肴なしで十分楽しめるふくらみのある酒である。

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[2003年11月 6日] この日の感想・書評へ→

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天の戸(秋田)

亀の尾仕込み無濾過生原酒
720ml/1900円

「夏子の酒」でおなじみ、地元秋田産の“幻の”酒造好適米「亀の尾」を全量使用した、天の戸一番人気の年に一度の限定品無濾過生酒。ここは蔵人さん自らお米を作っているため、亀の尾を全量使っても価格はお手頃である。
香りも味も喉越しも後味も、すべてがほどよく抑制がきいた、上品で柔らかな味わいの酒。開栓して数日後に飲んだところ、さらに味が乗って旨かった。

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[2003年10月 3日] この日の感想・書評へ→

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梵(福井)

山廃純米吟醸無濾過生原酒
720ml/1600円

きき猪口に注ぐと、美味しそうな黄金色。ほんのりと自然な吟醸香が飲み心をそそる。しばらく香りを楽しんだ後に、一口飲んで驚いた。予想を超える豊潤旨口のまったりとした旨味、無濾過原酒特有の程良い甘さが口中に広がる。自然な余韻の後味も素晴らしい。冷蔵庫から出して瓶にうっすら水滴が付いた位から、一層膨らみが出て美味さを増す。そして何とこの日の肴はウニ。Oh My God!!夕食にこんな贅沢品が出るとは思わなんだ。濃厚な磯の香と甘み、とろりとした食感が今宵の酒と相性抜群。スーパーの半額奉仕がもたらしてくれた、千載一遇の幸運な出会いであった。

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[2003年8月17日] この日の感想・書評へ→

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空蔵(兵庫)

純米吟醸山田錦無濾過本生平成13BY
720ml/1400円

阪神大震災で木造の蔵が全壊した時、蔵の跡地に立った杜氏が「空しか見えない・・」とつぶやいたことから、「空」─ゼロからの出発という想いを込め空蔵(くぞう)と名付けた酒。
ほのかな吟醸香が立ち上り、口に含むと米麹の豊かな風味が広がる。幅と旨味のある佳酒。灘の酒に良いイメージを持っていない方に、ぜひ一度飲ませたい酒。
ちなみに現在この浜福鶴銘醸の蔵は、酒造工程が見学できる「吟醸工房」として復活。不肖この私が、工程説明用パネルのコピーを書かせて頂いた。復活前の更地にぽつんと建ったバラックの中で、当時の責任者の方に蔵のポリシーやこだわりを色々聞かせて頂いた日の事がふと脳裏をよぎる。

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[2003年8月10日] この日の感想・書評へ→

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佐久の花(長野)

純吟無ろ過生酒
720ml/1300円

程良い吟醸香と、無濾過ならではのフレッシュな味わい。米の風味が豊かで、そのくせしつこさ、くどさがない旨口。度数は17~8度と若干高いが、その割りにスイスイと心地よく喉を通って飲みやすい。野趣が残りがちな純米無濾過生タイプの中ではかなり上品な部類で、飲めば飲むほど美味しさを増していく感じ。近頃人気を集めているのもうなずけるよく出来た酒。

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[2003年7月21日] この日の感想・書評へ→

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竹泉(兵庫)

中取り純吟山田錦無濾過生
720ml/1600円

無濾過の酒にしては意外に透明度が高く、吟醸ならではのリンゴ系の芳しい香りに期待が膨らむ。味を想像しながら一口含むと、舌の上に濃醇な味わいが広がる。骨太な旨みがある割に口当たりは滑らか。スーパーで買った蛍烏賊の酢味噌あえとも幸い相性は良かった。
あまり冷えた状態より、冷蔵庫から出して15分程置いた位がちょうど飲み頃かも。

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[2003年5月 6日] この日の感想・書評へ→

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